線虫の「感情」/脳脊髄液の流れ/腎臓で流れを感ずる微小なセンサー/化合物の副作用や医療データのAI処理/気候変動対策と数理モデル/模様食パンや立体的な重切り絵の作成支援/宇宙観測データの動的モード分解による解析、などなど非常に多岐にわたる研究に関して発表がありました。しかし、研究テーマは大きく異なっていても、解析手法や考え方は意外に共通点が見つかるのが私たちの拠点活動のユニークな所です❗
夕方からのポスター研究交流会も大変盛り上がりました。次回も御期待下さい。
「線虫からヒトまで、大規模脳活動を対象とした研究会を、遺伝研の支援の元に開催しました。東北地方から中国地方まで、国公立大学と研究所・私立大学・民間企業などなどから、40名超の方々にお集まりいただき、夜遅くの二次会・三次会を経て、2日目のポスター交流会まで、熱くて濃い議論が交わされました。2年後の3回目開催を目指します❗
本研究会は、Dynamic Mode Decomposition(DMD)を中心とする時系列データ解析の基礎と応用について、異分野の研究者・学生が理解を深め、研究交流を行うことを目的として開催しました。
当日は、午前に河原吉伸先生(大阪大学)によるチュートリアル講演「動的モード分解とその拡張:基礎から最近の話題まで」を実施しました。午後には、本田直樹先生(名古屋大学)、大泉匡史先生(東京大学)、藤井慶輔先生(名古屋大学/理化学研究所)、植村誠先生(広島大学)、河原吉伸先生(大阪大学)、佐久間紀佳先生(大阪大学)を講演者として迎え、脳活動時系列解析、脳全体のダイナミクス・因果関係推定、集団スポーツデータ解析、天文学データ解析、連続スペクトル解析、ランダム行列の観点から見たDMDなど、多様な応用例と方法論について議論しました。
学内外から40名超の参加があり、研究交流会(ポスター発表含む)への参加は30名ありました。参加者は、名古屋市立大学に加え、東京大学、大阪大学、広島大学、理化学研究所、JAMSTEC等の大学・研究機関から集まりました。また、数理・機械学習・データ解析分野で先端的な研究開発を行う企業からの参加もあり、時系列データ解析に関する産学を含めた異分野研究交流の場となりました。
2026年4月8日(水)、理化学研究所の大浪先生をお招きし、自然と社会のモデル・データ融合科学研究拠点セミナーを開催しました。ご講演は、第一部でAI for Scienceに関する国の方針、第二部で理化学研究所における研究DXの取組、第三部で大学において研究DXをどのように進めるべきか、という三部構成で行われました。会場参加とオンライン参加を合わせて約50名が参加し、その後数日間で30件を超える動画視聴があるなど、本講演への高い関心がうかがえました。
ご講演では、AI for Science時代における研究のあり方や、研究データ・計算基盤・研究支援体制を含めた研究DXの重要性について、理化学研究所での先進的な実践を踏まえながらご紹介いただきました。とりわけ、ハードウェアやソフトウェアの整備だけでは研究DXは十分に機能せず、適切な人材の確保と、それらが実際に活きる運用の仕組みづくりが不可欠であることが、具体例とともに明快に示されました。
講演後の意見交換会では、大浪先生と教員・学生が活発に意見を交わすとともに、当拠点メンバーによるポスター発表も行われました。分野や立場を越えた議論を通じて、今後の研究DXやAI for Scienceの展開に向けた多くの示唆が得られる、非常に有意義な機会となりました。